降っても晴れても
人を愛すること。人に愛されること。
人を守ること。人に守られること。
人を信じること。人に信じられること。
きっとその全てを知った4年間だった。

ただ笑って過ごした日々ばかりじゃない。
心の底から誰かを憎んだ季節もあれば
苦しくて眠れない夜を迎えたこともある。

辞書にある言葉の1つ1つを指でなぞるように
人の心の優しさや激しさを1つ1つ体で受け止めて
そうやってどうしようもない感情の波に揺られながら
それでも傍にいてくれる人と生きていくことを知った。

泣きながら笑いながら、たどり続けてきた1つの道。
その道を、これからもひたすらに歩いていくだけ。
雨が降る日も、晴れた日も。


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長い間、ここを訪れてくれてありがとうございました。
今日、無事に4年間の大学生活を終えることができました。

母から受け継いだ橙色の振袖が晴れた空によく映えて
なんだか涙のとまらない温かい卒業式でした。
わたしは幸せだったんだな。わたしは幸せなんだな。

4月からは社会人。胸を張って頑張っていきます。
これからもずっとずっと温かく見守ってください。
愛をこめて。

# by mori-megu | 2006-03-27 23:00 | その他のこと(思い)
WISHー母のくれた1日ー
昨晩は我が家にとっては祝福の日になるはずだった。
両親の結婚記念日、わたしの誕生日と大学卒業、
姉の仕事1周年、妹の成績アップ、新車購入。
ここ最近色んなことがめでたくて、お祝いの意味をこめて
久しぶりに家族で食事にいく予定にしてた。

ところが夕方頃になって母の体調が急に悪化。
激しい頭の痛みを訴えて嘔吐を繰り返し続ける。
深夜になってもおさまらず、救急外来で鎮痛剤をもらって帰宅。

だけど夜が更けていっても薬は全く効く様子はなく、
結局朝までみんなで代わる代わる看病しつづけた。

こんなときは本当に3姉妹で良かったと心から思う。
1人が看病、1人が家事、1人が自分の用事。
分担して交代しながら仲良く助け和えるから。

狭い6畳の和室で横たわる母の周りに、家族は朝まで集う。
合宿みたいだと笑いながら、仮眠をとったりしなから。
その風景はどこかおかしくて、愛しいものだった。

明け方また病院に連れていき、点滴を受ける母に
「 明日の卒業式、いけなくてごめんね」と言われて泣き出しそうになる。
もういいんだ、そういうのは。わたしは大人になるから。
これからはわたしが守れるようになるから。

家に帰ると、そんな雰囲気には場違いな新車が届いた。
願いという名をもつその車は、これから先家族が増えても一緒に乗れるよう
まっさらな7人分のシートが用意されていた。
たとえば姉の結婚相手だとかわたしのこどもだとか妹の義母だとか
そういう新しい家族が増えて5人家族のままじゃなくなっても。
朝まで狭い部屋に集って助けあったり少し広い車で出かけたり
そういうことをいつまでもしたい。

卒業前夜。母のくれた忘れられない1日。
# by mori-megu | 2006-03-26 12:26 | その他のこと(思い)
行く人来る人
3年間暮らしたアパートを完全に引き払った。
空っぽになった部屋をせっせと掃除しながら、
ぽっかりとした空間に少しだけ思いを馳る。

置いていた家具が全てなくなってしまえば、
あの狭かった部屋は驚くほどに広くなる。
だけど何もない空間からは何もうまれなくなる。

わたしはこの何もなかっただだっ広い部屋を
自分の手で好きなもので埋め尽くして小さくして
そこで笑ったり泣いたりうんざりしたりしてたんだ。
全部、自分がしたくて自分でしてたことだった。
そんなことも知らなかったなんて驚きだな。

階段を降りると女の子がせっせと荷物を運んでた。
きっと今日からこのアパートに住むんだろうなと思った。
彼女もあの広い部屋を自分なりに小さくしていくんだ。
そして時間をかけてそこで思いを積み重ねていく。

わたしに気づいた彼女が「こんにちは」と会釈して
もう2度と会うこともないだろうなと思いながらも
わたしも笑顔で「こんにちは」と返した。

行く人も来る人も新しい希望の光で満ちるといいな。
# by mori-megu | 2006-03-25 23:40 | 生活のこと(日常・未来)
追いコン
今日はついに、ジャズ研、追いコン、でした。
いつもの貸切ジャズバーで演奏あり飲食ありの
卒業パーティーみたいなものなのかな。

今日は3つのバンドでピアノを演奏させてもらいました。
「ワン・ツー・ボーン」という
トロンボーン2本とピアノ・ベース・ドラムのコンボ。
「Swing Boats」という
トロンボーンとサックスとピアノ・ベース・ドラムのコンボ。
「追いコンビッグバンド」という
管・リズム総勢15人ほどのビッグバンド。

どのバンドもとっても思い入れがあるバンドで
演奏してるときは楽しくて楽しくて夢中だった。
終わってみたら、右手の人差し指、皮むけて腫れてるし。
ジーパンの右ひざの部分、やぶけちゃってるし。
グリッサンドのしすぎとペダルの踏みこみすぎ。
最後まで女の子らしい丁寧な演奏ができなかった
わたしらしい終わり方だったかなと思う。

そうやって演奏するのはとっても楽しかったけど
終わってしまうのが寂しくて、複雑な気持ちでもあった。
こうやって書くことで更に終わってしまうことすら寂しいな。
追いコンってなんて楽しくてなんて切ないイベントなんだろう。

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ジャズ研に入ろうと決めたのは大学の入学式の日のこと。
友達が持ってたビラを見た瞬間、これだと思った。
音楽系の活動がやりたくて、楽器がやりたくて、
オケや吹奏楽じゃなくて新しいことがしてみたい。
部活じゃなくて、やりたいときにやれて、そんなサークルないかな。
その気持ちにぴったりだったのがジャズ研だったから。

そうやって軽い気持ちで飛び込んだジャズの世界は
思ってたよりもずっとレベルが高くて難しくて、
練習方法はわからないし雰囲気になじむのも大変。
最初のうちは何度やめようと思ったことか。

それなのにいつの間にかわたしの生活のなかに
ジャズという音楽とジャズ研という場所は染み込んでいった。
コンボもビッグバンドも人並みに経験するようになって
憧れだったジャズバーでも働くようになって、
通学のバスの中もジャズばかり聞くようになって。
気がついたときにはもう抜け出せなくなってた。

学業や就職活動、アルバイトとの両立に悩んで
休部や退部を考えたことだってなかったわけじゃないけど、
それでもどうしても切り離すことはできなくなってた。
そうやってなんとかここまで音楽を続けてきた。

今日のこの場に立てたことは、わたしにとって夢みたいなこと。
4年でなんとか単位を揃え、わずかな生活費をやりくりしつづけ、
就職を決め、友情や恋愛に笑い泣き、そんな慌しい日々の中で
生きていく上で1番必要なかったはずの音楽を最後まで守った。
そのことが何よりも嬉しいし、誇らしいし、感慨深い。

そんなわたしだから、ここを出て行くのは、相当辛い。
サークル仲間のみんなとはいつも会っていたわけじゃないけど、
いつでも会える場所にいるということが大きな安心感になってた。
それがなくなる。ふらっと部室や部会に顔を出せなくなる。
人が集まるとはじまるあのセッションも、バンド練もなくなる。
考えるだけでも心にぽっかり穴のあいたような気持ちになる。

だけど卒業したってみんなとの縁が消えてなくなるわけじゃないし
ジャズから、音楽から、ピアノから、離れてしまうわけじゃないんだ。
就職したらちゃんと稼いで、部屋に音質の良い電子ピアノを買おう。
仕事が落ち着いたらまた合間を縫ってピアノを練習して、
仲間を見つけて、ささやかに音楽を続けていけるようにしよう。

今日という日をただの別れでも終わりでもなく、
1つの新しい始まりとしてまたわたしなりに音楽を愛していくんだ。

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今まで一緒にバンドを組んでくれたみんな、
それから演奏を見に来てくれたみんな、
わたしのささやかな音楽活動を応援してくれたみんな、
本当に本当にどうもありがとうございました。

この4年間分の大切な思い出も経験も人との絆も
ちゃんとこれからの新しい生活に連れていきます。
これからもずっとずっと音楽で人とつながりたい。



# by mori-megu | 2006-03-20 23:12 | 趣味のこと(音楽・読書)
This Could Be The Start Of Something Big
それがなんなのかはよくわからないんだけど、
何か大きなものがはじまりそうな気がしていて。

ここにあるのは単純な希望だけではないけれど、
それでも何か素敵なものにめぐり合えそうな気がしていて。

怖い、のかな。だけど何かをすごく待ってるような。
えいって力を込めて踏み出す一歩を信じたいような。

なんだかそんなそわそわした気持ちでむかえる今日です。
22回目の誕生日おめでとう、と、誕生日ありがとう、の日。

美人じゃなくていい。頭いいなんて言われなくてもいい。
優しいとか人当たりがいいとかそんなことも思われなくていい。
鏡にうつる自分の姿を直視できるひとになろう。わたしは。

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“This Could Be The Start Of Something Big”は
曲名なんか全く知らずに大好きだったジャズのナンバーです。
この曲はわたしにとってなぜだかとても縁深い曲で、
迷ったり悩んだりするときに偶然後ろで流れてたことが多かった。
最近になってこの曲名を知って、謎が解けたような気がする。
(ちなみに昨日の引越しの荷造りのBGMもこの曲でした。)

素敵な曲です。そしてそれに負けないくらい素敵な曲名です。
明日が追いコン、1週間後が卒業式、12日後が東京行き、
そんな今のわたしの背中をとんっと軽く押すような。

何かがはじまろうとする引力に澄ました顔でひっぱられてみたい。
# by mori-megu | 2006-03-19 00:00 | その他のこと(思い)
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